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8/21 

飛行機で昼食を食べる。行きはかなりまずいと思った機内食がかなりおいしく感じられた。そして、ムーやファライモにこういうの も食べさせてあげたいなあとか思う。彼らはまだ飛行機に乗ったこともないし、これから乗る機会をつくるのも大変だろう。 俺だってサモアで働いていたら、旅費を作るのに何年かかるか分からない。なにしろ、滞在させてもらった結構広いムーの家が 16万ぐらいなのだ。そしてその費用は、アメリカンサモアかニュージーランドで結婚した姉からの送金によるものだったそうだし。 彼らが日本に自力で行くというのは不可能に近いだろうと思った。彼らが日本を見たら、東京を見たらなんと言うだろう。 まあ、サモアで日本に行ったことがある人に日本はどうだと尋ねたら、みな「busy」だと口を揃えて言っていたので、 あまり気に入ってはくれないかもしれない。確かにサモアの人が東京の生活スピードについていくのは難しいだろう。

そんなことを考えながら、フィジーに到着。手荷物は無いのでほぼ1番のりでフィジーに入国する。 トラベラーズチェック200ドルほど、フィジードルに両替した後、案内所で安いホテルはないか と聞いたところ、壁一面に置いてあるホテルの広告でどれでも好きなのを選んでくれと言われた。 早くて聞き取れないところもあったけど、電話をここですれば、空港まで車で迎えに来てくれるというようなことを言っていたと思う。 2枚ほど、空港の側の町ナンディーにある安いホテルを 選んでそこで電話は借りずに歩いて出て行き、出口に向かって歩いていると、フィジアンの女性に声をかけられて、 そのホテルなら知っているから迎えに来てもらうように電話してあげるからついて来いといわれる。やや、 金をぼったくろうとしてんじゃないの?とか疑いつつ、まあ見た感じ悪い人には見えず、まただまそうとしている感じでもなかったので その人についてくと、オフィスに入って電話をしてくれた。手間賃を数フィジードル要求されて、払ってあげた。 たいした額じゃなかったと思う。彼女の職業はわからずじまいだったが、たぶん観光会社か何かの社員だろうと思う。 そして迎えに来てくれた車に乗り込む。

ホテルというかモーテル(ホテルのもっと安い感じのところ)は街のはずれにあった。 眠かったので、荷物を降ろして、2段ベットの下でちょっと横になった。ここは安いだけあってゲストの部屋が1部屋のみで、 その部屋に2段ベットが4つか5つあった。まあベッドや部屋はきれいだったので別にいいやと思った。 昼過ぎ、3時ごろに起きて、海は近いのか?と聞くと歩いて10分ぐらいだよということで行ってみたが、ナンディーの海はすごく 汚い。濁っていて何も見えない。湘南とか伊東よりも全然汚かった。がっかり。まあサモアで死ぬほどきれいな海を堪能したんだから 別にいいやとか思う。そして戻って夕食を食べる。大して何もしていないが、たぶん飛行機で疲れていて眠かったので はやい時間からベットで横になっていると、ホテルの従業員の子供のクリスが日本語で書かれた英会話の本を持ってきてくれたので それを読む。クリスのお母さんの名前はナンシーだった。クリスの兄があゆみという昔ここに泊まって、その後このホテルで働いて いた日本人の女の子と結婚したらしく、そのあゆみが持っていた本だった。彼らは今はフィジーにはいないらしかった。 あゆみさんの本を読んでちょっと英語のお勉強をして、眠くなったので寝た。

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