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朝食を食べてすぐに、ドイツ人のカップルは車で去る。俺とは逆の方面に行くと言っていた。 俺は、手の荒れがよくならず、回復の兆しが見えないので、とりあえずフェリー乗り場までバスで行くことにする。 4時間かそれ以上バスに乗っていた。

サモアのバスはトヨタ製だったが、内装は木でできていた。 このバスはいったいどこで作っているんだろう?とか思った。不思議不思議。そしてバスのマナーも独特だ。 まず、外国人には必ず席を譲ってくれる。また、年寄りにも必ず席を譲る。 譲った人は立ってるのかなと思いきや、小さい子が座っている席まで行き、 その子を立たせて、座る。そしてそのひざの上に小さい子を座らせるのだ。しかもこれ、家族や知り合いとかじゃなく、 赤の他人同士でもこのやり取りが多々見られる。面白い文化だなあと思う。女の子が男の子のひざの上に座ることもあったりするので、 日本とはホントに違ってておもしろいなあと思った。おれも若い痩せた女の子ならひざの上に乗ってくれてもかまわないなあ とか思ったけど、外国人にはそういうことはしないみたいで残念。 ちなみに、バスから降りたいときは上の紐を引っ張ると、運転席のところの電球がピカッと光って停めてくれる。 この辺はなんとなく日本と似てるね。また、窓は大体いつも全開で、雨のときはアクリルの板のようなもので窓をふさぐ。 運賃は後払いで、みな自己申告で下りるときに運転手に払う。4時間乗っても10タラ(400円)しなかったと思う。

フェリー乗り場の側には、市場があり少し見て回る。そこで中国製の単三電池が売っていたので買う。さらにトランプもあったので 1つ購入。しかし、あいかわらず手は痛い。ここなら近くにホテルもあるし、そこに泊まろうかなとか思ったけど、 自分で洗濯するのがもうほとんど無理だったので、前に泊まったLetui村のムーの家に泊まらせてもらいたいな、そこでちょっと 助けてもらいたいなあと思ったので、ムーの住むLetui村までさらにバスに乗ることにする。ただ、どのバスに乗ればいいのか 分からなかったので、停まっていたバスの乗客に聞くとこのバスでOKとのことだったので、乗る。3時間ぐらいでLetuiのひとつ手前の 村まで来たら、なんとここがこのバスの終点で、折り返すと言う。まあしゃーない、後ちょっとだから歩こうと思い降りる。 そして歩きでムーの家を尋ねる。その時はちょうどムーもお母さんもいなくて、おじいちゃんとムーの弟がいて、まあ 座って休めと勧めてくれた。しばらくして、お母さんが帰ってきたので、「泊まっていい?」と聞くと「もちろん」とのこと。 よかったなと思う。お母さんからムーが、「お金と時間さえあったら空港まで見送りに行けるのに」と言っていたということを 聞く。ああなんか俺サモアでモテモテだね。なんつって。

そして「手がひどく荒れてるけどどうしたの?」と聞かれたので説明する。世話してあげるってことで 洗濯もお願いした。その後、学校からムーが帰ってきて笑顔で再会。手を見せると「痛そう」と同情してくれた。 とりあえず持っていた消毒薬を使うため、ご飯の後でお湯を沸かして器に入れて持ってきてもらい、それに水を足して人肌ぐらいの 温度にして、そこに消毒薬を少し混ぜて手を浸す。そして、綿の木かな?からガーゼがわりのわたを取ってきてくれて、 それで手の皮がはがれかかっている所や、膿のあるところなどをお母さんが拭いてくれた。お湯に手をつけるのは気持ちよく なんだかよくなってきたように思う。でもやっぱりもう一度ちゃんと病院に行ってみてもらったほうがいいと言うので、従うことにする。

家族の名前を憶えたいなと思い、ムーにメモ帳に書いてもらう。7人兄弟で、姉は結婚して外国にいるので今、家には6人の子供と お母さん、それからおじいちゃんが住んでいるんだそうだ。ちなみにお父さんとは離婚して、今は違う人と交際中らしい。 その人はとってもおもしろい人でムーはその人が好きだと言っていた。実際、にこにこしていてとってもいい人そうでした。

ムーの家族は年齢順に、おじいさんのアフィトゥ、70後半ぐらいかな。 お母さんのセイラ、40後半かなあ、英語ぺらぺら、頭良さそう。 (名前がセイラでちょっとビックリ。セイラさーんとか言いたくなった。でもガンダム なんて知ってるわけないし)、長女は結婚していなくって、 長男のファライモは20歳の若者。痩せすぎず太りすぎずいい筋肉してた。すごいひょうきん者。 次女のロゴムー、20歳。家族も俺もムーって呼んでいた。家族、とくに小さいこの面倒をよく見てる、素直でいい子。 三女のリナ14歳の女の子。やや計算高いかな。夜に洗濯物をたたんでいるのを見てえらいなと思う。 次男のエティ10歳、目がくりくりっとしてて、家の人の言いつけもちゃんと守って兄弟の面倒も見る 賢い男の子。四女のアリサ6歳、歯の生え変わりで前歯が抜けていたのを憶えてる。いたずら好き。 そして最後に三男のソオタガ4歳。天然パーマのロングの毛とくりくりっとした目で、とってもかわいくて、最初は 女の子かと思ったぐらい。ひょうきん者の甘えん坊。にぎやかでいい家族だなって思った。

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