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朝はやく、ムーと一緒に病院にバスで行く。ムーは、今日学校があったのに休んで付き添ってくれた。すまないなと思う。
ちょっと遠くの、大きな病院まで行ったので1,2時間かかった。
Tuasiviと言うところにある病院で、日本の援助で作られた所らしい。ここは前に言って病院よりすごくきれいで衛生的だった。
お医者さんに診てもらうと、前の病院でもらった塗り薬と消毒薬は俺の手には強すぎるから使うなと言われた。
そして、ビニールパックに栄養剤を入れたものをくれて、家に帰ったらそれに手を浸すようにいわれる。また飲み薬も2種類
ぐらいもらった。1つは6時間に、もう1つは8じかんおきに飲むように言われた。これも日本と違うね。日本だったらだいたい
食後や、食前に1日3回とかってなるのに、こちらは時間をはかって飲めってことで。たぶんこれって欧米式なんじゃないかなあ
とか思った。詳しくは知らないけどね。病院代はだいたい2,3千円ぐらいかかったかな。
その後、バスに乗ってフェリー乗り場のそばの市場まで。っていうかサバイイ島には市場はひとつなので市場と言えば
ここしかないんだけどね。あとは小さなお店が村ごとに数件あるだけで、大体の買い物はそこで済ませるみたいだった。
でも本当に小さいお店で、広さでいえば10畳ぐらいなんじゃないだろうか。店はカウンターから覗きこんで、
店員に欲しいものをいって取ってもらうようになっていた。
市場に昨日は俺一人で来たけど今日はムーが一緒で、野菜などを買うためにいろいろ見て回った。
にんじん、キャベツ、タロイモ、缶詰や
調理油などいろいろ買った。もちろん代金は俺が払う。子供たちのおみやげにスナック菓子も買ったりして、バスに乗り込む。
また4時間近くバスに乗ってLetui村まで行く。家に着くと犬がお出迎えしてくれて、つい日本語で「お出迎えだね」って
ムーに言ってしまった。でもニュアンスは通じたみたいで微笑んでくれた。もちろんすぐに「He welcome us」(この英語
あってんのかなあ?)と言い直したけどね。お母さんのセイラが「いっぱいバスに乗って疲れたでしょう」と当然のようにいう。
まあでも、バスに乗っただけだから、そんなに疲れてないけどね。なんだろ、日本ならこんなこと一仕事ってみんな思わないだろうけど
サモアはそうじゃないんだね。いや、このぐらいで「疲れたでしょう」なんて言われちゃったら、
とってもなまけものになっちゃうような感じ。たいした事はしてませんて。
夜に、いっぱい野菜を食べて早く手を治しなさいってことで、野菜の千切りを塩もみしたサラダとかも出してくれた。
サモアであまり生野菜を食べる機会がなかったのでうれしい。味はまあ野菜そのままって感じだったけどね。ほかにも、ご飯や
イモや、缶詰などを食べた。サモアの缶詰でポピュラーなのは、コンビーフに鰯のトマト煮。コンビーフはなじみのある味だったけど
鰯のほうはちょっと魚臭くてイマイチでした。もちろんそれなりに食べたけどね。
病院でもらってきた、栄養剤入りビニールパックをボウルに開けて、人肌にあたためて、ムーが持って来てくれた。
手を浸けると、わたで手を拭いてくれた。はっきり言って俺の手はこの時自分で見るのも嫌なくらい、膿が割れたところから
黄色い膿の汁がでてきて,固まってたり、膿と一緒に皮膚がはがれてしまったところから血が出ていたり、まだいくつか点々と
膿があったり、と見ていて気持ちのよいものではなかった。でも、ムーは嫌な顔一つせずに、俺の手を取って、
わたで丁寧に拭いてくれた。今日学校を休んでくれたことといい、「くうー、本当にものすごく世話になってるな。
この恩はいつか返したいな」と思った。そしてもちろん、ムーや家族のやさしさに感動した。
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